4号機→5号機当時のホール状況【6号機はどうなるか!?】

パチスロ

モノゴトは移り変わる。これは摂理。

抗えない宿命です。

どうもポエミストのおじさんです。

今回は5号機→6号機への移行期間である現在の状況が、4号機→5号機への移行期間と比較してどうか?

もちろん双方悲惨ではあるのですが、どちらの方がより悲惨かということを記事にします。

え~。わたくしはおっさんですので、

4号機→5号機も経験しております。

今日は今の状況を鑑み、今後のパチスロを占ってみましょう。

待ち受けるのは「希望」か、「絶望」か。

老害が独り言を始めましょう。

4号機→5号機の時代

パチスロが5号機に移行して10年以上が経ちますが、今でもその時の衝撃は忘れません。

それほどまでにインパクトのある出来事でした。

私がパチスロを初めて打ったのは初代北斗の拳ですので、4.5号機の時代です。

ですので、4号機を全て知っている訳ではありませんが、語らせてもらいます。

4号機の特徴

では、4号機はどのような台であったか?記憶を辿りながら進めます。

ただ4号機と言っても種類が豊富なので、何かを指してこれが4号機と言うのは難しいのですが、代表的なものを挙げてみます。

純Aタイプ

純Aタイプとはジャグラーやハナハナのような台で、毎ゲーム同じ確率でボーナスが抽選される台です。

今の台と違うところは獲得枚数で、MAX711枚獲得できました。

4号機のボーナスは30回の小役ゲームと3回のJACゲームで構成されており、JACゲームは8ゲームで終了します。

小役ゲームは3枚掛けで最大15枚の払出、JACゲームは1枚掛けで最大15枚の払出を受けられます。

これだけだと696枚しか獲得できませんが、4号機はボーナス図柄を揃えた際に15枚の払出を受けられましたので、MAX711枚獲得できたのです。

JACとは本来ボーナスの名称で、30ゲームで3回のボーナスを引くというゲームだったのです。

ボーナスを1回で複数回獲得できるので、BIGボーナスという意味合いでした。

そしてこのJACは回避することができ、小役ゲームをできるだけ長く消化することで獲得枚数を増やすことができました。

これが俗に言うJAC外しで、大花火などで必要となった技術です。ビタ押しですね。

そして、JAC1回と小役ゲーム10回が1セットとなっており、3セットの台をAタイプ、2セットの台をBタイプ、1セットの台をCタイプと呼びました。

純粋に毎ゲーム同じ確率でボーナスを抽選する台はほとんどがAタイプでしたので、純Aタイプと呼んでいたんですね。

スペックでは大花火や不二子2が優秀で、最高設定の機械割は140%ほどでした。

不二子2のBIGはマイジャグよりも良い確率で、ノーマルだと平均480枚、ハイパーだと平均630枚獲得できたので、その凄まじさがわかるでしょう。

ストック機

ストック機とはボーナス抽選とは別にボーナス放出抽選を設け、それらを分離させることで意図的な連チャンを実現させた台です。

4号機の代名詞とも言える仕組みの台です。

有名な機種では「吉宗」、「主役は銭形」、「北斗の拳」等がそうです。

中でも吉宗には中毒性があり、その1G連に酔い痴れた方も多いでしょう。

1ビッグが54ゲームで711枚獲得できましたので、純増13枚!?

これが5回に1回は1G連して、1G連5回のリミットはあったものの凄まじい出玉感が得られました。

しかもそれとは別に連チャンゾーンも存在したので、1回当たれば期待感が膨らむ仕様でした。

ボーナスのストックは本当に革新的なものだったのです。

AT機

AT機は5号機にも存在しますが、4号機のATはそれとは全く別物です。

ATとはアシストタイムの略称で、押し順を指示して小役を入賞させる仕組みのことを指します。

ここだけを捉えると4号機も5号機も同じなのですが、性能が違い過ぎます。

大きな違いは2つ。

「ボーナス」と「純増」です。

4号機のAT機はボーナスも存在しました。ATとボーナスの連打で、とてつもない出玉を演出していたんですね。

また、ATの純増は大体8枚くらい。

私の好きなアラジンはシングルボーナスを入賞させ、1枚掛けで15枚払出を受けるゲーム性でしたので、2ゲームで15枚獲得できました。

この一連の流れが最大で5000セット続くフラグが存在し、それをスーパーアラチャンと呼びました。

最低でも5000回15枚獲得できますので、引けば最低75,000枚確定です。かなり薄い確率でしたが、引くのが夢でしたね。

4号機特徴まとめ

4号機はよかったと言うと、5号機世代の方は

過去を美化している

とか

今あっても打たない

と言うのを見かけますが、4号機は次元が違い過ぎました。

例えば美化されていて、その美化というメッキを取ったとしても色褪せることはないでしょう。

混在→5号機へ

パチスロは4号機が混在する期間を設けて、5号機へと移り変わります。

この頃登場したのが4.7号機の「北斗の拳SE」や「番長」です。今で言う5.9号機と同じような扱いです。

瞬発力は多少抑えられ、最高設定も110%を切っていました。

ただし、瞬発力はストック機ですので、今の台とは比べものにならないほどの速さでメダルが出ました。

それに対して初期の5号機はかなりしょぼく、4号機があるのにわざわざ打とうとする人は皆無でした。

その当時は今では当たり前のAT機は無く、あってもRTでしたので、物凄くダラダラとした感覚だったのです。

最高設定も110%を切るものが多く、とても打つ気にはなれませんでした。

唯一打つ動機が生まれる機会はイベント時で、よっぽど5号機が稼働しなかったのか、設定状況は今では考えられないほど良好でした。

5号機

5号機に完全移行してしばらくの間は完全にパチスロは終わりました。

当時は広告の規制が緩かったにもかかわらずです。

これは情報の偏在化による影響もあったかと思います。

当時は解析を得ようとしても今のような手軽感はありませんでしたので、知らない人の方が多く、イメージによるところが大きくウェイトを占めていました。

よくよく考えてみると、日頃打つ台は4号機であっても5号機であっても大半が低設定です。

割もほとんど変わりません。むしろ4号機の方がきついくらいです。

ですが、5号機は見向きもされませんでした。

おいおい、それは割を知っていても同じでしょ?という人もいたでしょう。

短時間での出玉速度の違いです。

遭遇率が低くても仕事帰りに万枚を出すことが現実的に可能な4号機のギャンブル性の虜になっていた人が大半だったのも事実です。

1時間あれば5,000枚出すには余裕がありましたし、下手をすれば仕事帰りに20,000枚まで視野に入れることができました。

それに対して当時の5号機は、Aタイプならやっとこさ2,000枚くらい出るかもねというくらいでしたから、比べるまでもないですね。

パチスロ復活の兆し

そんな5号機が変貌を遂げ、4号機時代までとは行かずとも一時の低迷期を抜け出すこととなります。

そのきっかけは大きく2回ありました。

ひとつはART機の登場です。

ARTとはアシストリプレイタイムの略称で、リプレイを挟むので出玉増加は緩やかですが、ジワジワと出玉を増やすことができる台です。

4号機には瞬発力はあったものの、一撃性の部分ではむしろ5号機のART機に軍配が上がり、より長く当たっている時間を楽しめました。

初期の台ではヤマサの戦国無双、サミーのエウレカセブンなどがあり、それらがきっかけとなって5号機に活気を取り戻しました。

2027や鬼武者、秘宝伝やモンスターハンターもART機ですね。

ふたつめは現在もあるAT機です。

ART機の純増がボーナス込みで2枚だったのをAT機にすることによって3枚まで引き上げることに成功しました。

先陣を切ったのがユニバーサル系のエージェントクライシスで、それに続いてヤマサの鉄拳デビルverが導入されました。

純増2枚→3枚は数字で見るとあまり変わらないように感じますが、出玉速度としては1.5倍ですので、実際打ってみるとかなり速くなったという印象を持ちました。

ART機にせよ、AT機にせよスピードでは4号機に劣るものの、映像やロング継続の部分で特色を出し、パチスロ人気の復活につながったと言えるでしょう。

まとめ

4号機の時代が異常だったと言えばその通りなのですが、あまりにも強烈過ぎて今でもその当時がひとつの尺度となっています。

4号機を知っている人は今でも物足りなさを感じていることでしょう。

しかしながら、今には今の良さがあります。

万枚頻度は4号機の方が多いですが、一撃ではなく、数千枚を何回か重ねるパターンがほとんどで、継続して万枚は5号機の方が多いこと。

小役の役割のバリエーションでは4号機の比にならないこと。

映像の綺麗さ。

これらは5号機の方が優れています。

機械割では4号機のように140%という台はありませんが、119%の台は存在し、これは4号機の北斗の拳や吉宗と同等で、主役は銭形を上回ります。

ですので、むしろ5号機の方が好きだという方がいるのも頷けます。

では、そのような感想を6号機に持ち得るのか?と言うと、今のままでは相当厳しいでしょう。

4号機の魅力が瞬発力であるならば、5号機の魅力はART、ATのロング継続でした。

6号機で純増の規制が取っ払われたとは言え、短期出玉増加率の規制があるため、現実的に3枚くらいが平均値となりそうです。

さらに有利区間の影響で、ARTやATが続いたとしても1,500ゲーム、しかも2,400枚出たら強制終了の徹底ぶりです。

最高設定の機械割も115%に抑えられています。

スペック面では4号機はもちろんのこと、5号機すらあらゆる面で超えられないでしょう。

唯一の望みの純増枚数も、先ほども書いた通り超短期的なものに限ります。

大当りの一連の流れで見てしまうと5号機と何ら変わりません。

5号機と6号機が混在する今は、4号機と5号機が混在した昔よりもましだと言う人もいます。

スペック的な落差で言えば、正しくそうでしょう。

しかし、だからと言って6号機が流行るとはとてもじゃないけど思えません。

5号機が高射幸性?

ほんと馬鹿げた見解だと思います。

規制を考えた人はまじで打ってみてくださいよ!と言いたいです。

マイルドの下限が5号機です。

これ以上締め付けたら、パチスロは無くならざるを得ないでしょう。

私はそう思います。

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