「災害、その他の予期せぬトラブルにより遊戯が難しくなった場合、当店は一切補償致しませんのでご了承ください。」
パチ屋で良く見る注意書きである。
この注意を見て打つのをためらう人間は皆無だろう。オレ自身、13年パチンコを打っているが、そんなことが起きたことは無いし、考えさえもしていなかった。
だが、先日遂にその最悪の事態に遭遇したので報告したい。
実践ホール
今回実践していたホールは関東に10~20店舗展開している中規模ホールで、通称オ◯パ◯である。
関東で遊んだことのある人はピンとくる名前だろう。
そのグループの横浜市内にあるホールでの出来事である。
実践機種
今回実践した機種は初代アリアである。
スペックは1/300で確変突入率62%、確変継続率約70%のST機である。
最近は設置店をあまり見かけず、割とめずらしい台だ。
はっきり言って知る人ぞ知るぼった店で、誰がどう考えたって回らないだろう初代アリアを打ち出すオレは養分と言って差し支えない。
案の定全然回らない。が、むらむらしたオレを止める術は存在しない。
という訳で打ち出したのである。
投資2Kで確変ゲット
打ち出したところ大体1Kで10~15回転といった感じ。うん、安定の極悪調整だ。
意気込んで回し始めたが、さすがに止めようか悩んでいた時、緑保留からのヒステリアでチャンスアップなしのレキストーリーでまさかのフィギア落下である。
あな、うれし。
図柄揃いなので、もちろん確変ゲットだ。
STを大好きなアリアの曲で消化し(あぁそうだよ。キモオタだよ。)、16Rを1回取って2周目の30回くらいで事は起きた。
スルーを通過しても電チューが開かない。
一瞬勘違いだと思ったが、何回通しても開かないのだ。
堪り兼ねて、呼び出しボタンを押すのであった。
店員の対応
ホールを巡回している店員に話したところ、手に負えなかったようでインカムを使い役職者らしき人物が登場。
「スルーを通過しても電チューが開かないんですけど。」
と言うと、信じられない言葉が。
「スルーを玉が通過しないんじゃなくて、スルーを通過しても開かないんですか?」
と。
呆気にとられそうになったが、そうだ自分は今極悪店に来ていることを再認識。さすがの極悪店の役職者である。
それはスルーに玉が通らないからでは?と疑ってきたのである。
気を取り直して
「良く通る訳じゃないですけど、間違いなく通ったのに開かないですよ!」
と言うと、やっと台を開けて確認を始めた。
役職者が玉を持ち、何度スルーに玉を通しても電チューが開く気配なし。おしぼりで拭こうがスプレーを吹き掛けようが改善しなかった。
すると、役職者が
「この台のスルーってここしかありませんか?」
と聞いてきた。
は?こっちは客だぞ。
海みたいな台だとスルーは左右存在するのでそれを期待したのだろうが、そこまでは100歩譲って理解できるとして、それをオレに聞くのか?
いや、台の基本知識くらい知っとけよ。予め知る時間は山ほどあったろうに。
耳を疑ったが
「たぶん無いと思いますよ。」
と、返答。
すると
「そうしましたら、このまま打ち続けても玉が減るだけ(⬅️当たり前)なので、この台の最高獲得出玉の補償で勘弁してください。そうすることしかできないんです。」
と言ってきた。
正直期待値分の玉が欲しかった。なんせアリアにはこの極悪調整で死ぬほどやられた経験があるからだ。
しかし、今回の件はホール側にとっても災難だろうし、揉めるのは嫌なのでそれで手を打つことにした。
多少は補償無しも覚悟していたことだし。
最後に
「そしたらこの台はしばらく打てないですね?」
と聞くと
「そうですね。交換部品もすぐには手に入りませんのでしばらくは打てないですね。」
と。
まあ、機械ものなんで仕方ないかと家路についた。
その後
アリアには散々やられてきたし、最近はほとんど打っていなかったので不完全燃焼ではあるが納得はしていた。
次の日、いつもの通りそのホールに足を踏み入れた。
アリアどうなってるかな?まさか撤去はないよね?
と、軽い気持ちで覗いてみると、なんとアリアが復活しているではないか。
なーにぃっ!?
理由はちゃんと聞くことはできなかった。
だって役職者がしばらくは打てないと言っていたから。
なんだか辛くなった。
パチンカーにとって確変とは目指すべき頂である。なかなかそこには到達しないものである。そして到達した際に不運にもトラブルが発生してしまったのだ。
そこを、そこを堪えて、出玉の補償で納得したのだよ。
なのに、なのに、今日動いているということはただの整備不良なんじゃないのかよ?
と、思ったのだ。
台の知識がない上に釘は極悪調整。その上メンテナンスもろくにしていない。
皆さんも関東にある「オ◯エンタル◯サージュ」には気を付けた方が良いかもしれない。
コメント
くそ
350kはすごいね