あ~、え~、パチンコの設定が遂に登場しましたね。2018年は記念すべき年となったわけです。
どうでしょう?
良かったですか?
良かったと言う人もいるかもしれませんね。打ち手とすれば釘の調整以外にも攻略要素がでてきたのですから。
今回はこの設定付パチンコは実際勝てるのか?遊戯者にとって本当に望ましい変化なのか?ということを考えてみたいと思います。
なぜパチンコに設定が?
はじめに、なぜパチンコに設定が設けられたのか?ということについて、これまでの流れを参考に個人的主観で答えます。あくまでおっさんの想像(妄想)です。
ですので、一般に公開された表向きの理由などはシカトしてお話しします。
個人的に設定が導入された理由はひとつだと考えています。それは「釘調整を指摘してしまったため」ここに尽きると思います。
昨年でしたか、一昨年でしたか忘れましたが、京都府にある低貸のホールが釘を故意にいじって射幸性を高めた疑いで店長が書類送検された事案がありました。
この件が真実どうかは知りませんが、釘の調整に対する締め付けはかなり前から取り沙汰されていたので、見せしめ的な意味合いで吊し上げを喰らっても何らおかしくない状況であったことは確かだと思います。
しかも指摘されたのは「低貸」です。低貸の釘がガバガバで大盛況=4円ならより一層射幸心を煽られなければ理屈に合いませんね。
ここまで釘調整で大騒ぎしてしまったら、ある程度は慎重にならないといけません。パチンコホールは地域毎に管理されているようなので、緩いところもあるでしょうが、全国的に見れば見過ごせない事態でしょう。
ここで、釘調整とは何ぞや?という根本的な問題に立ち返ってみると、釘調整とは「利益操作」ですね。
パチンコの基本的な抽選機構がまず間違いなく解析値通りだという前提で考えると、パチンコホールが利益を調整するには釘をいじるしか道はありません。
とすると、釘調整に矛先を向けられたらホールに取っては死活問題でしょう。
ホールに取っての営業努力は「一部良釘台を用意して入場者数を増やし、その他多くの渋釘台で刈り取る」とか、鼻から集客が見込めない場合は「超渋釘台しか用意しない」といった状況に合わせた様々な釘の調整が主だからです。
設備を充実させて居心地を良くするだとか、景品を魅力的なものにするだとかといったことはあくまで副次的なことでしょう。
ホールへ足を運ぶ遊技者はそんなことを重要視しませんよね。関心ごとはホールが出すか出さないかです。
しかも遊戯人口が減少傾向にある中で同じ額の利益を確保しようとすると、経費を削減するか売価を上げるかの概ね2拓に絞られます。
経費の削減には人件費の要素が大部分を占めます。近年の賃金動向を踏まえると人件費は上昇傾向にあります。最低賃金が毎年上がっていますからね。
これは仕入値にも影響します。パチンコホールが外部から購入しているもの、それらの会社の人件費も上がっていますから。
生産性の向上も難しいでしょう。パチンコホールに取っての生産性の向上は少ない人数で運営することでしょうが、精々自動計数機を導入することぐらいでしょう。
そう考えると結局売上に転嫁させるしかないのです。
どのように?
それは釘を巧みに操って入場者数を増やすとかひとりあたりの利益額を増やすといった戦略を取ることですね。
ん?じゃあなんで釘のこと指摘してんの?業界潰す気か!?
そんな事はしませんよ。設定付けまひょ、理由は適当に言っときますから。
これがおっさんの考えたストーリーです。
おっさんから見た設定付パチンコ
では、おっさんから見た設定付パチンコをお話しします。
要点はふたつ「遊戯人口に与える影響」と「設定付パチンコは勝てるのか?」です。
遊戯人口に与える影響
これは正直読めません(笑)
設定が付いたからと言って今まで以上に稼働が上がるとは個人的には思えませんが、その思いとは裏腹にヴァルヴレイヴなんかはかなりの稼働率を誇っています。
少なからず設定に期待している人がいるということでしょうか?
今の設定付パチンコは封入式ではありませんので、実際は釘もいじれます。
ですので、設定別のボーダーを知ることである程度の判断ができることも理由かもしれませんね。(ヴァルヴレイヴは24~12回くらい?)
また、確定演出があるのも作用しているかもしれません。確定演出さえ出てしまえば、その後の遊戯も安心できますからね。
ただ、個人的にはやはり目新しさが影響した稼働率だと思います。
設定付パチンコは勝てるのか?
今までのパチンコと比べれば確実に勝てなくなると考えます。
なぜかと言うと、今までのパチンコが釘を見て少々試し打ちしただけで大体の期待値を計れるのに対して、設定付パチンコはその判断がどうしても遅れる、もしくはできないからです。
仮に設定1でも勝てる釘調整にしてくれていれば話は別ですが、考え辛いですからね。
パチンコの良さは見た目だけである程度の判断ができるということです。その良さ=期待値計測が設定によって有耶無耶になります。
はたして今打っている台は良い台なのか?疑心暗鬼の中で打つこととなります。
確定演出の出現率によっては攻めることができるかもしれませんが、前提として低設定主体の配分になることは目に見えています。
確率で判断しようにも1日で2,000回程度しか回せないパチンコでは厳しいでしょう。1日に8,000以上回せるパチスロですら難しいのですから当然です。
ここで言う「勝つ」とは「期待値がプラスの台」を打つことと同義ですが、設定付パチンコではこれまで以上に難しいと判断します。
まとめ
設定付パチンコが世に出てしまったことは事実です。ですので、打ち手側も否応なしに付き合っていかなくてはなりません。
おっさんが想像する最も最悪な未来は、パチンコが封入式+設定付だけになってしまうことです。
これはもう絶望しかありません。どうすることもできませんからね。
パチンコは天井もありませんし、そうなったらいよいよ卒業を考えなくてはなりません。(個人的には嫌ですが)
はじめは消化効率のことだけで釘の調整について騒いでたのが、いつの間にか射幸性まで話が及び今日に至ります。
結論。
設定付パチンコは遊戯者の増加に繋がる可能性はあるかもしれませんが、勝つことを目的にした場合、遊戯者には損になると思います。
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