日本全国の善良なみなさん、こんにちは。
ホールに並ぶ前の日はマンガ喫茶でハメを外すおっさんです。
残念な中年だよ(笑)
今日はそんなクズなおっさんがマンガ喫茶でサイフを取られた、厳密には中だけ抜かれた話をしたいと思います。
某有名マンガ喫茶にて(金が無くなったと気が付くまで)
マンガ喫茶は悪評が立つと商売に影響を及ぼすので、こういった話にはかなり慎重になるようです。
ですので、実名は避けましょう。
私がサイフを取られたマンガ喫茶は
横浜駅西口すぐそこ!日本一のマっマっマ〇ボーです。
これならわかりませんね。
さて、本題に入りましょう。
その日は華の金曜日、うだつの上がらぬ上司達に媚びへつらい永遠にも感じられる1週間が終わった日です。
そりゃ嬉しさのあまり一種の興奮状態にもなりますよ。
私はその足でパチ屋に向かい、思う存分楽しんで、閉店後は次の日も朝からパチ屋に並ぶためマンガ喫茶へ泊まることを決心します。
まさにゴミの中のゴミ。
キングオブキングゴミクズ。
そんなキングなおっさんは青年マンガの棚からカイジを手に持ち、明日大金を掴むことを夢見て読書にいそしみます。
まるでその姿はアスリート。
超一線級のアスリートであるイチロー選手を尊敬するおっさんは、明日の闘いに向け、カイジで精神を集中させます。
とは言え、いくら見た感じがアスリートとは言え、
1週間の労働で疲れ切ったただの中年太りのおっさんです。
睡魔に襲いかかられたらひとたまりもありません。
そりゃ寝ます。
イビキをかきながら関取のように豪快に寝ます。
気が付いたのは朝6時。
さすがの早起きです。我ながら感心します。
朝の並びにはまだ早い。
時間を効率的に有効活用する、できるおっさんは考えます。
待てよ!ムフフなお店は朝割があるじゃないか!
出銭はゲンが悪いと言いますが、一休さんばりの圧倒的閃きを披露したオレを神は祝福してくれるに違いない!
と自分のムスコに言い聞かせ
勇み足で楽園ビルに向かいます。
「店員さん、朝割でお願いします!」
小学生のように元気に声をかけ
「16,000円です」
と言われる間もなくサイフからお金を取り出そうとします。
その時ようやく気が付きます。
己の両親クラスに敬愛する福沢諭吉先生の似顔絵が描かれた紙が1枚もないっ!
このような不意打ちを喰らった人間は頭が真っ白になることでしょう。
ですが、ここは金に汚いおっさんです。
必死に記憶を辿ります。
そしてある結論に至りました。
前日マンガ喫茶の部屋でいくら金があるかサイフを確認し、部屋を出ずに朝まで過ごして、前払いだったのでバッグからサイフを出したのは今。
ということは、マンガ喫茶の中で無くなったとしか考えられない。
「絶対に犯人を突き止めてやる!じっちゃんの名にかけて!」
と、般若の顔で元来た道を急ぎます。
某有名マンガ喫茶にて(警察と店員とおっさん)
道中おっさんは
「あの男に連絡だ!」
と、秘密の番号(110番)に電話をかけます。
「すみません。日本一のマンガ喫茶でスリに遭いました。助けてください!」
おっさんが助けを求めると
「わかりました。今から現地に向かいます。」
快く承諾してくれました。
般若の顔も仏になります。
これで安心ができるというものです。
おっさんのお金は100%マンガ喫茶で取られたのですから、防犯カメラさえ見れば犯行現場は押さえられます。
しかも、現地に到着すると3人の強面達が待ち構えていました。
「絶対いける!」
このように思わない方がおかしいでしょう。
頼もしい男達に事情を説明し、いざ店員へ!
「あの~、寝ている時にお金を盗まれたんですけど」
すると、耳を疑う言葉が、
「本当にお金入ってました?」
な、なに~!!
オレをオレ様を疑うだと!?
握りしめた右手をそっと隠し、穏やかに言います。
「防犯カメラ見せてもらえませんか?」
すると
「他のお客様のプライバシーを侵害することになりますので、無理です。」
自分の頭から湯気が出るのを感じました。
そこで頼もしい帽子を被った我が友人が重たい口を開きます。
「そうですよね~」
お、お前もかブルーメン。
もう終わりだ。
こいつら恐い顔下げて何しに来たんだ。
おわり。
どうも防犯カメラは、お店の意思がないといくら国家権力だからと言って見ることはできないそうです。
確たる証拠も無いですしね。
このお店で窃盗があったという言い逃れのできない事実はどうしても作りたくないというのです。
「本社に問い合わせてもしカメラを入手できたら連絡します。期待せずにお待ちください。」
そう言って強面達は帰っていきました。
後日、彼等から連絡が来ることはありませんでした。
まとめと対処法
マンガ喫茶でスリ被害にあった訳ですが、この通り。
お金が返ってくることはありませんでした。
おっさんの損害、実に十万円なり。
そこで、これからマンガ喫茶を使用する方がこんな被害に遭わないように。
おっさんから言えることは、
貴重品は金庫に入れましょう。
ということだけです。
取りやすい位置にサイフを置いたオレがバカだったのです。
誰も助けてはくれません。
私の場合はそうでした。
何なら最近は完全個室タイプの
これはマンガ喫茶と多少違いますが
ビデオ喫茶があります。
そちらの方が部屋自体に鍵もかけられますし良いでしょう。
世の中には悪い人間がいます。
自分の身を守れるのは自分だけ。
今回の一件で痛感しました。
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