昨年から騒がれ続けたパチスロ6号機ですが、2018年10月1日導入予定の「アメリカン番長HEY!鏡」の全容が分かってきました。
パチスロ業界前代未聞の鬼ような出玉規制である5.9号機の3,000枚規制を上回る2,400枚規制が適用される本機ですが、今後のパチスロに希望はあるのでしょうか?
これから登場するであろう6号機の中で、いち早く情報が出てきた「アメリカン番長HEY!鏡」のスペックから6号機の可能性を考察します。
アメリカン番長HEY!鏡スペック
基本情報
機種名 | アメリカン番長HEY!鏡 |
メーカー | 大都技研 |
タイプ | AT機 |
AT純増 | 約5枚 |
ATタイプ | ベルナビ管理 |
回転数/50枚 | 49G |
天井 | 950G+α |
※ 天井到達時は67%で青ジェットボーナス。
※ 本機には左液晶にHEYが表示される。HEYが699になると特訓に突入し、約30%でジェットボーナスに当選する。
出玉率
設定 | ボーナス+AT | 機械割 |
1 | 1/330.5 | 97.9% |
2 | 1/311.4 | 99.5% |
3 | 1/288.3 | 101.1% |
4 | 1/256.6 | 104.2% |
5 | 1/231.7 | 107.3% |
6 | 1/189.7 | 112.0% |
通常時の流れ
HEY!鏡はまずはジェットボーナス当選を目指し、その後突入するCZでAT当選を目指す仕組みになっています。
ジェットボーナスには赤と青が存在し、青の方がAT突入率が優遇されます。
CZにはAT突入率の違う4つの種類があるので、青ジェットボーナスの方がAT突入率の高いCZに当選し易いのでしょう。
流れは5号機の番長2やサラリーマン番長と似ていますね。
また、通常時の直撃AT当選もあるようですので、従来の番長シリーズと同様に高設定程当選し易いことが予想されます。
ジェットボーナス
20Gの擬似ボーナス、消化後はCZ(ドライブゾーン)へ突入。純増約5枚。
消化中は上位CZへの抽選が行われる。
従来の番長同様、ボーナス準備中は青七昇格抽選有り。
CZ(ドライブゾーン)
ATへ30~100%突入するCZ。純増約5枚。
ステージはバス、番竜門、金剛苑、豪遊閣で、バスは15G、バス以外は32G継続する。
AT抽選は順に30%、60%、70%、100%。
AT(慶志郎チャンス)
メインATの慶志郎チャンスは純増約5枚。
ベルナビ回数管理で、10/20/30/50/100回。
継続率は平均約70%でCZを経由して再びATへ突入する。その際は番竜門以上が確定するため、最低60%でATが継続する。
ゲーム数はベルナビ10回で約16G。
特化ゾーン(頂対決、絶頂対決)
HEY!鏡には2つの特化ゾーンがあり、頂対決は勝率50%で10回以上のベルナビが上乗せされ、絶頂対決は勝率80%で20回以上のベルナビが上乗せされる。
HEY!鏡のスペック考察
噂通り6号機では純増の縛りが取っ払われたようで、純増は約5枚となっています。
また、AT関連の抽選に設定差を設けることができるようになり、5.9号機に比べるとかなりまともな台という印象を受けます。
当初、有利区間の概念により懸念された天井の存在も実質的に非有利区間を無くすことによって復活しています。
HEY!鏡では天井到達時に青ジェットボーナスが67%で当選する恩恵まであります。(青ジェットボーナスがどれほど優遇されているかは今のところ不明)
有利区間が遊戯ゲーム数全体の7割を超えちゃダメ!!っていう制限はどこへ行ったのか?と、ツッコミを入れたいところですが、遊戯者としては願ってもないことなので今後出てくる台もそうであることを祈ります。
2,400枚の出玉規制もモードでかわすことによって対応しているとのことです。こちらは今出ている情報だけでは不確かな部分が多いので今後明らかになるでしょう。
これらの内容を見ると、6号機もまんざらでもないという印象でパチスロが復活したかに思えます。
が、
相変わらず通常時のベースは激高で1,000円で49Gも回ります。
通常時のベースが初当り時の平均獲得枚数に与える影響は絶大でHEY!鏡でも同じことが言えます。
スペックよりHEY!鏡の出玉を逆算してみましょう。
HEY!鏡の予想出玉(設定1)
HEY!鏡は基本的に
ジェットボーナス(20G×5枚=100枚)
↓
CZ(15G×5枚=75枚 or 32G×5枚=160枚)
↓
AT(ベルナビ10回あたり80枚)
の流れとなっており、ATは終了後CZを経由して約70%でループします。
また、設定1の初当り確率は1/330.5ですので初当りまでに要する枚数は330.5/490×500=337枚と計算できます。
機械割は97.9%ですので330.5回転させた場合の損失は330.5×3×0.021=21枚となります。
以上のことより、初当り時の平均獲得枚数は316枚と計算されます。
HEY!鏡の最小獲得枚数はジェットボーナス→CZ(15G)→AT突入ならずで175枚、準備中にメダルが増えるのであればもう少し上乗せされるかもしれません。
天井到達率、青ジェットボーナス比率、CZ選択率、AT直撃確率等の数値が明確ではないので確かなことは言えませんが、仮に初当り時のAT突入率が33%ほどでAT直撃確率が激低だったとしても、AT単独での平均獲得出玉は(316枚-175枚)×3=423枚ほどにしかならない計算になります。
実際にはもっと少ないはずです。
ですので、ATに突入するジェットボーナスからの一連の流れで175枚+423枚=598枚>「実際の出玉」と予想されます。
これが純増約5枚の超スピードで消化されるのですから、あっという間に幸せな時間は終わってしまうと思われます。
※CZ中はどうもナビが発生しないようです。ですので、通常時と同じ?ベースで出玉が減りそうです。
6号機の今後
HEY!鏡のスペックを見る限り、6号機は5.9号機よりも結構良くなったけれども、まだ物足りなさを拭えないといった印象です。
もし、2,400枚の規制をものともしない開発ができ得るのであれば、もう少し初当り確率を抑えて獲得出玉が多くなるような設計にしてほしかったですね。
ただ、はじめての6号機にしては一縷の望みが持てるような気もします。5.9号機のこともあり絶望しかないと思っていましたので。
あまり無茶をし過ぎるとまた規制されかねないので加減が必要なのでしょうが、メーカーには是非とも攻めて欲しいところですね。
スペックを抜きにしたら番長シリーズの最新作ということもあり、メダルが出るような雰囲気もありますので、お客さんがついてホールに活気が出ることを期待します。
出るような気がするだけですけどね。
コメント
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