パチスロ打ちの悲しき性かな。ジャグラーでガチガチに立ち回れば、大金は得られずとも安定して勝てると思っている方がいます。
おっさんは警鐘を鳴らします。それは危険な考えかもしれないよ?と。
ガチガチの立ち回り
「ジャグラーをガチガチで立ち回る」これを聞いて何を思い浮かべますか?
おっさんが今回注意を投げ掛けたい方は、これを見て「ある程度回った台の履歴を見て立ち回る」と解釈した人です。
まず言っておきます。
Aタイプの設定を履歴から推察するのは100%不可能である。と。
「ジャグラーをガチガチに立ち回る」という戦略に置いて、この思考はかなり重要になってきます。
ジャグラーのようなAタイプの台はボーナス合算が荒れるような確率で設計されています。
正確に言うと、一見安定しているかのように思えるけど、想像以上に荒れるということです。
「ホールはプラマイ0」でも倒産してしまいます。家賃や機械台、電気や人件費、これらを稼がなければなりません。
これはとてつもない金額です。あなたが経営者になった気持ちで考えてみてください。高設定入れますか?
「もちろん入れる」と思った方は非常にボランティア精神溢れる方でしょう。しかし、大多数の方は「入れる訳ねーだろ!」と思うはずです。
しかし、100%絶対に負けるとわかっていてパチスロを打つ人はいません。それは誰でもわかることです。
そこで、平均的には、期待値としてはマイナスだけれども、短期的に見れば勝つ可能性が十分にあるような確率に当りを調整しているのです。
当然ですね。
で、問題となるのは「短期的」の定義です。これはゲーム数に置き換えることができますが、ぼんやりとしていて広がりがあります。
人によっては2,000ゲーム、人によっては4,000ゲームと解釈します。
当然、このゲームが多ければ多いほど、実際の確率に近づく可能性が高くなります。可能性が。
で、10年以上パチスロを打ってきたおっさんの考える「短期的」は、まる1日回した場合の9,000ゲームです。
要は1日くらい回したところで、設定を見抜くことは不可能だと考えています。
ただし、これは完璧に設定を見抜くことが不可能だという認識です。
ですので、高低をある程度の精度で見抜くことは可能であると思っています。
これらを踏まえて、「ガチガチに立ち回る」ということを考えてみましょう。
朝から高設定を狙う場合
先ほど、高設定を入れる訳がなく、低設定が高設定のように見えるのだと書きましたが、全く入らないということはありません。
上手くジャグラーの稼働を上げているホールでは、高設定を使っていることは間違いないからです。
低設定がたまたま高設定のような数値になることは紛れもない事実なのですが、どの台がそうなるかは、ホール側も蓋を開けてみなければわかりません。
ということは、まだらに高設定のような台が見られるホールは、確実に高設定が入っているかどうかは不明ということになります。
ですが、ホールは確実に高設定を入れていると遊戯者に印象付けたいはずです。
ですので、低設定の爆発だけでは説明するのが難しい状況を作るため、特定の台だけ高設定を入れ続ける手法を使うのです。
例えば、機種単位、島単位、台番末尾など、法則を持たせるのです。そして、執拗に繰り返し、「このホールではこの台打っとけば間違いないだろ!」という状況にします。
冷静な遊戯者ならば、その対象の台が確保できないと打つことを止めるでしょう。しかし、現実には稼働が増えます。
ここに高設定を使っているのだから他のところでは使っているはずがない!とは解釈せず、他のところにも使っているはずだ!と解釈する人が大勢いるからです。
上手い客寄せパンダの使い方ですね。
履歴を見て打つ場合
履歴を見て打つ場合は、上記のような法則に当てはまる場合を除いては、より慎重になった方が良いでしょう。
そこで、おっさんは「5,000ゲーム以上回っていて、設定6の数値以上の台を打つ」ということを推奨します。
パチスロ歴が長くなれば長くなるほど、高設定に抱く幻想が薄くなります。それは、上で書いた通り、想像以上に高設定を使うことが少ないからです。
ですが、5,000ゲームで設定6以上の合算の台はさすがに上だろうと、今でも判断します。
ですので、空いている頻度に関係なく、打てる頻度に関係なく、5,000ゲームというのをひとつの基準としておすすめします。
夕方くらいだと、そのような台が空くことは考え難いですが、閉店に近づくに連れて可能性は出てきます。
辛抱が必要ですね。
振り返りは確実に
パチスロの高設定狙いで確実に成果を出すためには、それまでの稼働の振り返りが必須になってきます。
慎重に立ち回っていたはずなのに、年単位で負けていては仕方ないですからね。
ですので、上に挙げたように
● 朝から高設定を狙う場合の基準
● 夕方から高設定を狙う場合の基準
を明確にし(できれは、おっさんが例に出したもので)、確実に収支の記録を取ることが重要です。
それも基準ごとの収支です。今の時代、無料アプリが多く存在します。ですので、簡単に収支を付けることができます。
収支を付けたら何がわかるかと言えば、基準ごとの機械割です。勿論、回転数が少なければ参考にはなりませんので、30,000ゲームくらいは見て判断した方が良いでしょう。
そこで収支がマイナスになった場合はお話にならないので、基準を厳しく設定します。
そして、何度も何度もこの作業を繰り返して、自分の立ち回りを確立していきます。
最後に
「パチスロを打って勝ちたい」=「ジャグラーをガチガチに立ち回れば勝てるのではないか?」、ありがちな発想です。
おっさんもパチスロを打って勝ちたいですね(笑)
しかし、ぼんやりした考えではほぼほぼ負けてしまいます。ホールは金を取りに来ていますからね。
ですので、基準を明確にした方が良いというお話です。そしてパチスロ歴が浅ければ浅い程、希望的観測を持ちがちだと思うのです。
したがって、より慎重に無駄銭を使わないために、少しあり得ないくらいの基準を設けた方が良いでしょう。
また、矛盾するようですが、パチスロは回してなんぼ。回転数に比例して儲けが出るので、回転数を稼がなければなりません。
基準を厳しくして、1日でマイジャグの6を500ゲームしか回せないのなら、マイジャグの5を3,000ゲーム回せた方が良いですよね?
基準を厳しくするということは効率を良くすること。しかし、それと同時に遭遇率が激減し、返って効率が悪くなってしまう可能性が高くなります。
要はバランスです。
そのバランスは時代や環境で変化します。そのため、自分の立ち回りの振り返りが必須となってくるのです。
その基準の調整と収支の振り返りが、Aタイプ全盛期で結果を残す最善の手段となるでしょう。
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