パチンコで勝つ立ち回りは「回る台を打つこと」、「出玉が減らない台を打つこと」です。
それを実現させるには、非等価でなくては厳しいと言われています。
パチンコで実際に稼いでいる(いた)人が口を揃えて言うのは「等価店はきつい」という言葉です。
非等価とは
では、非等価とはどういうことか、改めて整理してみましょう。
パチンコはパチンコ玉を1玉4円で借りて遊戯します。そして、最終的に残った玉を現金に換えることができます。
その時、1玉を4円に換金してくれるホールが等価店、4円未満に換金してくれるホールが非等価店です。
パチンコを打つ人にとっては、何を今さらという感覚でしょうが、前提条件をはっきりさせるために書いています。
今回は1玉3.6円交換を例にして考えてみましょう。
3.6円交換の場合
3.6円交換の場合、3.6/4=0.9と計算できます。ですので、玉の価値が9割になるということですね。
500円で125玉借りた瞬間、その玉は450円の価値にしかなりません。イメージとしては、貸玉ボタンを押す度に50円の手数料を支払っているということです。
等価との比較
では、等価と非等価を比べてみましょう。
1,000円で20回転し、確率分母200、1回の初当りで2,500玉出ると仮定しましょう。
1回当たるまでの平均投資額は10,000円と変わりません。
お互い、10,000円を投入して2,500玉を手に入れる計算です。
等価は獲得金額が2,500玉✖4円=10,000円となりますので、10,000円➖10,000円=0となり、20回転がボーダーとなります。
3.6円交換は獲得金額が2,500玉✖3.6円=9,000円となりますので、9,000円➖10,000円=➖1,000円となり、ボーダーを下回ります。
この台の3.6円ボーダーは、確率分母を回すまでの投資を9,000円以内に収める必要があるので、
9,000円➗4円=2,250玉(借りる時は4円なので)
200➗(2,250玉➗250)=22.2回
と、計算されます。ただし、これは現金投資を続けた場合となります。
持ち玉遊戯との比較
次に持ち玉遊戯と比較してみましょう。
持ち玉遊戯の場合も投資は2,500玉と変わりません。しかし、持ち玉となっている時点で1玉は3.6円の価値になっています。
ですので、投資は2,500玉✖3.6円=9,000円となり、9,000円➖9,000円=0、等価と同じくボーダーであることがわかります。
現金投資と違い、少ない現金投資で済むのです。
また、等価と違うところは、勝った時の獲得金額が少なくなります。
等価のホールとの違い
ホール側の視点で、等価との違いを考えてみましょう。
等価のホールとの違いは、現金投資の場合、遊戯者から遊戯する以前に手数料を得られるということです。
さらに、出た玉を現金に換える場合にも手数料を取れるということです。
具体的には
現金投資額✖0.1
現金換金額✖0.1
で計算される金額の総和が、等価のホールよりも非等価のホールが儲かる金額です。
前提条件として、同じ釘調整、同じ数の客の場合ですが。
非等価のホールで打つ際の注意点
上で書いたように、非等価のホールは等価のホールに比べ、余剰利益が出やすいのが特徴です。
ですので、等価のホールよりも甘い調整になる可能性が高くなります。
ですが、気を付けなくてはいけないのは、現金投資です。また、現金への換金です。
ホールが潤う理由は、現金を投資する人と現金に換える人から余分に利益を取るからです。
できるだけそのような状況にならない人にだけ、恩恵があるのです。
そのためには
① 現金投資をなるべく避ける➡持ち玉遊戯をする
② 現金になるべく換えない➡次の日以降の軍資金にする
ということを意識することが肝要です。
「非等価のホールが甘い」という字面だけ見て、ばんばん現金を投資して、ばんばん現金に換えていたら、その甘さを生み出す張本人となるでしょう。
コメント