客を煽って、結局、釘も開いていなければ、設定も入っていない。これが昨今のホールの状況だ。
例外(グランドオープンや超絶有名ライター来店etc)もあるが、ほとんどのホールが渋い。悲壮感が漂っている。
ホールに対する不満
そのような現状を踏まえて遊戯者側がホールに不満を言うのも頷ける。オレも不満はある。
いくつかの不満を挙げてみよう。
微妙な宣伝
イベント規制が大々的に行われたため、表向きには新台入れ替えやライター来店などの広告しか出せなくなったが、姑息にもイベントじみた宣伝をするホールが多い。
結果が出ていれば「姑息」なんて言わずに「企業努力」という表現を使うのだが、全くと言って良いほど空振りに終わっているのが現状だ。
それはなぜか?それは内容に具体性が無く(規制の目を盗むので、当然と言えば当然だが)、結局その日が熱かったのかどうかわからないまま閉店を迎えることが多い。
昔なら「今日の当たり台は◯◯でした。みなさんおわかりになりましたか?さて、明日は、、、」みたいなメールを送ることができたが、今は違う。
オレの知るホールで多いのは、前日に「明日は大変混雑が予想されます。お早めにご来店ください。」というメールが来て、朝は台選び放題。夜になっても出してる気配が無く、稼働が無いのも追い討ちをかけて訳もわからぬまま1日が終わるというのがデフォルトとなっている。
これでは、朝から打ちに行こうという気が起こらないのも当然だろう。
訳のわからないライターの起用
他人の事を訳がわからないとかお前何様?と思われるかもしれないが、この表現しか思い付かない。
YouTubeなどのメディアの多様化に伴って誰でもとは言わないまでも、ひと昔前よりもかなり簡単に動画を配信できるようになった。
その結果がこれだ。
今日もホールへ行くと、「あなたはどちら様ですか?」というような女性が、カメラを設置してまど☆マギを打っていた。
オレは割と実践動画を見る方だが、今じゃ知らない人の方が多いのではないか?と思うほどである。
ライターの希少価値は無くなり、来店したとしても誰だかわからない。ただ、ライターが増えたことによって、ライターを呼べる頻度が高くなる。そして、通常営業と何も変わらぬイベントが行われる。
何も期待できなくなる。負のスパイラルの始まりだ。
原因の認識と解決策
では、このようなことがなぜ起こってしまうのだろう?何か不都合が生じた場合にその原因を認識することは大切だ。
そして、自分の立ち位置で、どのようなアクションを起こせば、問題が解決できるのか考えて実行する。
不都合とは何で、それをどのようにしたいのか?
それは、
現状、ホールの出玉に期待できる日が全くと言って良いほど無いので、ホールが出玉を還元できるようにして、楽しいパチンコ、パチスロライフを送ること。
である。
原因の認識
原因はいくつかある。
1.イベントが規制されたこと。
2.ホールがメールで軽く煽っても不確かでガセが多い。
3.ライターが増えたことにより、来店が増え、ガセばかりになった。
4.出玉規制により、台のスペックに魅力がなくなった。
5.遊戯人口が減った。
と言ったところだろうか。矛先はホールに止まらず、制度にまで及ぶ。お互いに影響するものもある。
それぞれが相互に絡み合い、パチンコやパチスロを面白くないものにしている。
解決策
順を追って考えよう。
1.イベントが規制されたこと。
イベントの規制はどの機関が管轄しているのか?それはみなさんご存知、ポ◯スメンだ。これ、変えられる?オレは変えられないと思う。
個人がどうこうできる問題じゃないので受け入れるしかないと判断する。
2.ホールがメールで軽く煽っても不確かでガセが多い。
ホールには困ったものである。なぜ懲りずに煽るのか?しかも出さないのに。
だが、オレの知るホールでメールを一切送らなくなった途端、さらにひどい稼働状況になったことがある。
何だかんだ効果があるのだという結果となった。ガセであっても稼働が上がることは遊戯者にとっては良い状況だ。
しかも、ホールに個人が訴えかけても動くとは考え辛い(そのホールはポ◯スに言われて停止した)ので、こちらも手をつけられないと判断。
3.ライターが増えたことにより、来店が増え、ガセばかりになった。
オレはライターが多くなった現状についてあまり良いイメージが無い。ライターが増えることによってパチンコやパチスロが盛り上がるという見方もあると思う。たしかにそうかもしれないし、その影響についてはオレも賛成だ。
ただし、ライターになるからパチンコやパチスロを初めたというのには納得できない。
売れなくなった芸能人やアイドルの卵が最後の望みを賭けてライターとなる。何だそれ?釘も見れなきゃ、目押しもできない。
初めは仕方ないし、本当に好きなら構わない。ほんの一部の女性ライターが、打てないけど打てるようになるというコンセプトでやってるなら価値もあるだろう。
だが、あたかも「うち、打ちまっせ」的に出て来て、そんな感じは止めようよ。せめて1年くらいホールに通い詰めてからデビューしてほしい。
少し本題とズレたが、ここも個人が騒いだところでどうにもならない。なので、受け入れざるを得ないと判断する。
4.出玉規制により、台のスペックに魅力がなくなった。
最もどうにもならない原因だ。先の規制でパブリックコメントを送ってもびくともしなかった。
考えても無駄である。
5.遊戯人口が減った。
これは唯一、個人で何とかできると思う原因だ。
遊戯人口が減ったというのが、楽しいパチンコ、パチスロライフを送れない理由だとしたら、遊戯人口を増やしてやれば良い。
この件について、詳しくお伝えしたい。
遊戯人口
遊戯人口の減少が現遊戯者に与える影響、それは計り知れない。
いやいや、それに伴いホールも減っているじゃないか!と思うかもしれない。だが、それだけでは片付けられない。
その順序と変化スピードの関係性から、どう見ても現遊戯者が最も割りを喰っている。
イメージは年金だ。
遊戯人口の減少が与える影響
冷静に考えれば、納得できる理屈だ。
まず、ホールの売上について考えよう。ホールが存続するには金が必要だ。ホールに取っての売上は、遊戯者がサンドに入れた金額から景品として払い出した金額を差し引いたものである。
遊戯人口が減るとどうなるか?
おそらく、サンドに入る金額が減るだろう。そこはホール側が確実にコントロールできる保証が無い。
では、ホール側が確実にコントロールできるものは何か?それは、払い出す景品の金額だ。もちろん、人件費や設備関係、その他の経費を削減することもできるだろうが景品と比べたら大したことは無い。
例えば、努力して1日15,000円の人件費をカットするのと、100人の遊戯者に支払う景品の額を150円ずつ少なくするのはどちらが簡単だろう?言うまでもなく、景品の額を少なくすることだ。
角もたたないし、スマートな手法である。
また、ホールも商売でやっている。なので経費の削減には敏感なはずだ。おそらくその他のコストは必要最低限の金額である可能性が高い。
ということは、遊戯者にしわ寄せが来るのは当然である。
そして、明確になるのは、「ホールの減少」と「遊戯人口の減少」の関係性だ。それを現遊戯者の視点で捉える。
すると、時系列的に遊戯人口の減少が先に来る。そしたらホールは足掻く。餅は餅屋と言うが、ホールが営業できなくなってどうやって稼ぐんだ?という具合に。
現遊戯者が遊戯人口減少分のコストの大部分を負担する。だが、それでもホールは営業困難になり、閉店する。
ここまでの期間が長ければ長いほど、現遊戯者への負担も大きくなる。
最終的に自然と需要と供給のバランスが取れるかもしれないが、タイムラグがあるせいで、過去と比較して相対的に状況は悪くなる。
現在進行形で遊戯人口が減少し続けているのであれば、平均的に状況も悪くなり続けているはずだ。
北風と太陽作戦
この負のスパイラルを断ち切る作戦、それが「北風と太陽作戦」だ。
現遊戯者がホールやメーカー、制度に対して不満を漏らすのが北風だとすると、パチンコやパチスロに良いイメージを持たせるような発言や接し方をするのが太陽だ。
具体的には知り合いをホールにいざなうこと。
人は人の発言でイメージを形成する。パチンコやパチスロに対するマイナス発言はパチンコやパチスロを知らない人に悪いイメージを植え付ける。すると、パチンコやパチスロがちょっと気になるな的な発想も無くなってしまう。
昔を思い出してほしい。当時、何も知らなかった自分を。その時なぜホールへ足を運んだか?それは、友達に誘われたからではないだろうか?
その時、少し怖いながらも、友達がそこまで言うんだからと、良いイメージが芽生えはしなかっただろうか?
それと同じ事をすれば、自ずと遊戯人口は増え、状況も良くなって行くはずだ。
1遊戯者が1人ホールに誘えば、2倍の遊戯人口となる。ホールは熱を帯びるだろう。
ちなみに、パチンコやパチスロは無くなれば良いなんて事を考えない方が良い。なぜなら、今打っているということは無くなるまで打ち続ける可能性が高いからだ。
1つの産業が消えて無くなるまでに如何程の時が流れるのか、想像もできない。
それも1つのネガティブ発言なので、自分で自分の首を絞めていると思った方が良い。