「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
2019年8月。
サミーより満を持して導入されたパチンコ・パチスロの巨大版権です。
略称は「あの花」ですね。
パチンコ・パチスロが下火になり始めてから、メーカーはオリジナルコンテンツよりもアニメ版権をスピーディーに投入してきます。
スペック面での魅力が生み出し難い状況では理に適った戦略のように思えます。
が、
パチンコ・パチスロ打ちが望むのは「スペックの面白さ」
これに尽きます。
今回はそんな「あの花」のパチンコ。
尚且つ、456が確定した台を1日中打ってきたので、その結果と感想をご紹介します。
この機種。導入直後は客離れが進むと思われましたが、今後の主力にかるかもしれませんよ!?
あの花のスペックと設定判別
あの花はシンフォギアと同じ1種2種混合機です。
設定付きのP機ですね。
設定差は主に初当りで、約1/150~1/230の6段階設定です。
ボーダーの計算は簡単で、確率分母の一の位を切り飛ばした数だけ千円あたり回ればプラマイ0ラインです。
初当りを平均1万円で引けたら、理論上は負けることがありません。
RUSH中は全設定約80%ループで、10R(純増1,000発)比率が75%あるので、P機にしては爆発力があります。
ザックリとこんな感じですね。
そうそう、初当り時のRUSH突入率は65%程となっていますが、
あの花チャンスなる右打ち保留4個チャンスが約1/670で引けるので、それとの合算となっています。
右打ちでは約1/7.4くらいの確率なので、40%超の当選率です。
ヘソ振り分けは全設定共通で、10%がRUSH直行。残りの90%は保留1個のかくれんぼチャンスとなっています。
シンフォギアの最終決戦と同じですね。
5回の抽選で1/7.4に当選すれば、RUSH突入です。
あの花の設定判別
設定付きのパチンコで最も気になるところは
「如何に設定が読みやすいか?」
というところです。
パチンコはパチスロと違って、1日に回せる数が圧倒的に少ないので、初当り確率で判断することは非常に難しく
好調な低設定と高設定を見分けることは、ほぼ不可能だと言えます。
ですので、肝は確定系演出の出現のし易さになってくるでしょう。
その点で、あの花はかなりアドバンテージがあるのでは?と感じたのです。
と言うのも、この日確定系演出が発生したのは2回目の初当り。
営業開始から2時間も経っていない時間で、1度の大当りで3回も出現しました。
いずれもオーバー入賞時の確定音で、456確定の音です。
オーバー入賞音は
めんま:デフォルト
じんたん:2以上確定
つるこ、あなる、ゆきあつ:456確定
ぽっぽ:6確定
となっています。
声を聞き分けることなんてできるの?
と、疑問に思っていましたが、
確定系の音の場合は効果音の後にボイスが入るので、確実に聞き分けられます。
その日は終日打って、オーバー入賞の30%以上の確率で確定音が鳴っていたので、かなりの確率で出現することが予想できます。
ただし、気をつけなければならないのが、
オーバー入賞はめちゃめちゃ難しい。
ということです。
狙ってできる人は「凄い!」の一言ですね。
自分の場合は8個アタッカーに玉が入ったのを確認して打ち出し止め。
後はイレギュラーでオーバー入賞をすることを祈っていました。
確定系が出たら、10C丁度入るくらいに調整した方が良いかもしれません。
他にも判別要素はありますが、オーバー入賞の出現率が突出していましたので、
期待できるホールで、10回オーバー入賞させて確定音が出なければ止め。
みたいな感じで攻められるのではないでしょうか?
あの花の456を打った結果
あの花チャンスは残念ながら0回。
1,500回転させて、初当り10回、内RUSH突入確定の当りは2回でした。
総大当り回数は42回。
最大はまりは402回転。
等価店で、12,000円投資の17,500玉回収でした。
ちょっと上振れてくれての満足行く内容です。
P機は通常時も当り中も時間がかかるので、20時半には遊戯を終了しました。
あの花の感想(通常時は面白い→RUSH中はつまらない)
あの花の通常時は基本的にそこまで煽りがある訳でもなく、当りに絡む演出がわかり易いという印象です。
基本的には役物完成で発展するストーリーリーチ待ち。
蒼天の拳天帰を彷彿させるリバースフラワーが発生すれば80%、発生なしで30%くらいの信頼度です。
弱めのリーチでもキリンカットインで当りましたが、出現率は低めじゃないですかね。
恥ずかしながらあの花というアニメ自体を知らなかったのですが、ストーリーリーチは圧巻。
下手したらホールで泣いちゃうんじゃないかってくらい泣かせに来ます。
リバースフラワーのタイミングも絶妙で、知ってる人ならたぶん泣きますね。
鳥肌が立つほどの感動を覚えます。
リバースフラワー見たさに打ちたい気分になりますよ。
ですので、通常時の完成度は昨今の台の中ではかなり高いと思いました。
結局、当りに絡む演出が心打つかどうかだと思うんですよね。
ただし、これだけシリアスで感情を揺さぶる通常時に対して、
RUSH中は若干拍子抜けを喰らいます。
RUSH突入演出がかくれんぼでめんまを見つける。
ここまでは良いのですが、
うーん。めんまを見つけたから、流れ的にこうなったのか、
RUSH中は超平和バスターズが縁日で遊ぶ演出が主な予告となり、
花火を上げられるか、女性陣が男性陣に思いを伝えられるかが、当否演出となります。
スピード感もありませんし、ちょっと微妙でしたね。
ですが、その中でひとつも良いものがない訳ではなく、
めんまのときめきリーチはグッと来ます。
アニメであの場面があるのかどうかわかりませんが、
めんま「じんたん!あの時言ってくれたこと本当?」
という問いかけから始まり、
じんたんがもう一度、気持ちを伝えられたら大当り。
胸が締め付けられます。
キモいおっさんですみません。
それ以外は、正直微妙ですかね。
感動ベースでRUSHを楽しませて欲しかったです。
まとめ
「Pあの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
総評は良台です。
● 長時間稼働でもダレることない通常時
● 設定判別の確定系が出易い
● 設定4のボーダーがそれほど甘くない(等価で20回)ので、ホールが設定を入れ易い
このあたりがポイントになるでしょう。
個人的には設定4で20回しか回らない台でも喜んで打ちますね。
うん。
初めて打った時は、RUSH中のつまらなさに
「もう打つことはないな」
という印象でしたが、
改めて1日打ってみて、
「また打ちたい!」
そう思えます。
アニメの雰囲気も上手く伝わってくる良台であることは間違いないと思います。
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