オレには休みになるとパチンコに誘ってくる後輩がいて、彼は典型的な養分なんですね。
その後輩が飯を食ってる時にやっとボーダーについて理解したようなので、その一部始終をお話しさせていただきます。
パチンコはボーダー理解してなんぼなところがあります。
経緯
その日は2人で閉店まで打って、手頃なファミレスで飯を食べていました。後輩がいつものように今日の稼働内容を話し始めました。
「まどかを800から1400まで打ったんですけど当たりませんでした。そんなことあるんだってビックリしましたよ。」
もうお気づきかと思いますが、こいつはバカです。
いつものように養分丸出しの感じをぶつけてくる後輩に、いつものように
「そっか、不思議だね。」
と、適当に流していたのですが、その日はなんとなくこいつの考え方を改めてやろうと思ったので、ボーダーについて説明したのでした。(かなり偉そうですが)
それまでも何度かその類いの事を話したことはあるのですが、暖簾に腕押し、馬の耳に念仏といった感じだったので諦めていたのですがね。
なぜボーダーの話をするかというと、結局パチンコは回転数に尽きると確信しているので、理解していて損はないと考えているからです。
オレの場合はボーダー理論を用いて稼ぐというよりかはむしろ、自分がどの程度の期待値の台を打ち、そして勝ったのか負けたのかという事実を知るために使っています。
その金額が自分の身の丈に合っているかどうか、確認するためです。
パチンコは理屈を理解したから勝てるものじゃありません。そもそもホールの意思で変動する釘の調整を目視によって判断し、回る台を見つけるという行為はかなり高度でとても実践できる代物ではないと考えています。
その上、寝かせなんて使われたらお手上げですもんね。
ただ、探そうとはしますよ。回る台を。その過程でもボーダーは大事です。基準ですから。
餃子の王将
そんなこんなで、後輩に理解してもらうことを期待して説明を始めたのですが、何を例にして進ようか悩みました。
これまで全く理解している様子が無かったということもありますし、オレの説明が下手くそなのも否めないので、慎重に選びました。
その時、ピンと閃いたのが「餃子の王将」です。そして、その選択が結果的に良かったのです。
餃子の王将はゲーム性がシンプルで、後輩も割と打った経験があったのでイメージすることができたのでしょう。
ちなみに今回話したスペックは餃子の王将大盛、大当り確率約1/26、5,000発出る台です。
オレは後輩に問いかけました。
「餃子の王将は千円で何回回る?」
すると、後輩
「1回ですね~。」
続けて
「じゃあ、26回転回すのにいくら必要?」
「2万6千円です。」
「じゃあ、1回当たったらいくら出てくるの?」
「2万円です。」
引き戻しの事は敢えて触れずに
「じゃあ、この台勝てる?」
「勝てませんね。」
「なんで?」
「それは、、、」
「2万6千円使って2万円出てくるんだよね?じゃあ、1回当たる度に6千円負けることになるよね?」
「はい。」
「もちろん、打ち出してすぐに当たれば勝てるし、投資が2万円未満なら勝てるよ。でも、ずっと早い回転数で当て続けることなんてできる?」
「できません。」
「じゃあ、なんでいつも打ち始めるゲーム数を気にしてるの?早く当てるためじゃないの?」
「早い当りを狙ってるんですけど、ほとんど上手くいかないです。」
「何度も言ってるけど、パチンコが次にいつ当たるかなんてわからないから。打ち手にできるのは投資を極力抑える努力をすることだけだから。そこで大事なのが、打ってる台が回るかどうかっていうことなんだよ。」
「それで、いつも回転数を気にしてたんですね。理解できた気がします。」
まどまぎのボーダー
後輩が何となくではありますが、回転率の重要性に気づいたみたいなので、たたみかけるように後輩の好きな台について切り出しました。
「いつもまどまぎ打ってるけど、まどまぎが好きなの?」
「はい。どうせ打つんなら、まどまぎが打ちたいです。」
「そっか。まどまぎは餃子の王将と違って平均で何玉獲得できるかわかり辛いからね。そうだ、良いものがあるんだよ。」
と言って
を開いて、まどまぎだと何回くらい回らないとボーダーに達しないか、目で確認してもらいました。
このツールはボーダーだけ知っていても期待値がかなり曖昧になるので、自分が作ったツールです。千円あたりの回転数を入力するだけで、期待差玉を計算できます。
当初は自分が使うためだけに作ったのですが、今では1日数100人を超える方にご利用いただいています。
今後も主力機種はじめ、様々な機種のツールを作成していく予定です。是非、ご活用ください。
少し話が逸れましたが、ツールを開いて後輩に尋ねました。
「いつも打ってるまどまぎは千円でどれくらい回るの?」
「18回くらいですね。」
18回と入力し、後輩に見せます。
「だめですね。じゃあ、◯◯回だとどうなりますか?」
このやり取りを何度か続けました。
「ほんの数回でこんなに変わるんですね。先輩よくこれ見つけましたね。」
オレが作ったことは、恥ずかしいし、説明するのが面倒だったので言いませんでしたが、回転率の大切さは知ってもらえたようです。
最後に
以上が、後輩との会話の一部始終です。
後輩はオカルトも持ち出す真性の養分ですが、今回のことをきっかけに、あまり深追いせず、大怪我しない程度にパチンコを楽しんでもらいたいですね。
一緒に打つ人が悲惨な思いをするのは嫌ですからね。
でも、一緒に打つ時は大体後輩が勝って、オレが負けます。それもオレの話を聞かなかった原因かもしれません(笑)
コメント
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