男なら1度は考えること。それは「一国一城の主となること」
誰に命令されるでもなく、自分で舵を切れる。独立、起業はそんな魅力を持っている。
サラリーマンは日頃の業務に疲れ、人間関係に疲れ「自分が主役になれたらな」と思わない人は少ないだろう。
スロットで喰えなくなり、「そろそろ就職しなきゃな。でも今更な」と思っているスロ専も多いだろう。
※以下、商品はサービスも含む
オリジナルかフランチャイズか?
まず、立ちはだかる問題はオリジナルで独立するかフランチャイズで独立するかである。これは起業しようとすると必ず出てくる問題だ。
まずはオリジナルとは何か?フランチャイズとは何か?について整理しよう。
オリジナルとは?
オリジナルとはその名の通り、自分で1~10まで構想を練り商売を始めることである。
どこから仕入れ、どこに売り、運営するお店の名前を決める等全てのことだ。宣伝も自分自身で進めなければならない。
サラリーマンで自分がやったことのある商売であれば、できないことはないがかなりハードルが高いイメージである。
フランチャイズとは?
フランチャイズとはすでに確立されている商売に手数料を支払って運営権を手に入れる手法である。
一般の人にすでに認知されているブランドの看板を借りて商売をするということだ。
生活していて目につくことが多いのはコンビニや飲食店である。
初めて自分で商売を始めようとした場合に取っつきやすいビジネスだ。
オリジナルのメリット、デメリット
オリジナルで起業する場合のメリットとデメリットを整理しよう。
オリジナルのメリット
オリジナルで商売を始める際のメリットは自由度の高さだ。自分の構想をそのままビジネスにできる。
また、もしその商売がヒットすれば稼ぎが飛躍的に上がる可能性がある。
誰かがフランチャイズで商売をしたいと言ってくる可能性まであり、その手数料収入も見込める。
かなり夢のある話だ。
オリジナルのデメリット
オリジナルの1番のデメリットは認知度の低さにある。それに伴って信用度も低い。故に資金力が必要となる。
ある程度認知され売れ始めるまでに時間を必要とするのだ。認知されるまでの間も自分の生活費やバイトを雇っているならそのバイトの給料を支払わなくてはならない。
これはクオリティの確認に時間を要するもの程、高価なもの程、顕著に表れる。口コミで広がり難いからだ。
例えば、あなたがケンタッキーフライドチキンよりもおいしいフライドチキンを作ることができたとしよう。今まさにフライドチキンを食べたい人はどちらを選ぶだろうか?聞くまでもないがケンタッキーフライドチキンだろう。あなたのフライドチキンなど誰も知らないのだから。
人はお金を使う際、損をしたくないと考え払った金額以上の価値を求めるものだ。
今まで長年おいしいフライドチキンを売り続けたケンタッキーフライドチキンを選ぶことなく、あなたが販売するフライドチキンを選ぶということはたとえケンタッキーフライドチキンよりもおいしいフライドチキンを提供できたとしても難しいことは想像できる。
値段が圧倒的に安ければ別だが、ケンタッキーフライドチキンよりも安く材料を仕入れてケンタッキーフライドチキンよりもおいしいフライドチキンを作ることができるだろうか?難しいだろう。
だから、最初は極端な割引や広告などで露出を増やして認知度を高めるところから始めなければならない。そこに個人にとっては莫大な費用がかかるのである。
比較的評価がすぐにできて安価なフライドチキンでもこれほどまでに難しいのだから、評価するのに時間がかかるものや高価なものがより難しいのは言うまでもない。
フランチャイズのメリット、デメリット
次にフランチャイズのメリットとデメリットをまとめたい。
フランチャイズのメリット
フランチャイズの1番のメリットはオリジナルのデメリットとは対照的に収益力にある。収益力とはブランド価値のことで長年その商売で培った信用である。
例えば、フランチャイズで有名なマクドナルドがあるが、マクドナルドとフランチャイズ契約を結べば誰が売ろうがお客さんは入店するはずだ。それはマクドナルドという看板に信用があり、ブランド価値があるからだ。
もちろん提供する商品の品質が低いとお客さんは来なくなるだろうが、フランチャイズ契約を結べば研修も充実している。もっとも、自社の看板を出して商品を提供するのだから、マクドナルド側としてもちゃんとしたものを提供できないと出店を認めないのは当たり前だ。
それに付随的なメリットとして開店に必要な準備を全て教えてくれる。看板を貸す側は中途半端な出店をされてブランド価値を低下させる訳にはいかないからだ。
また、スケールを活かした仕入の値引がある。フランチャイズを出している会社はとてつもない量の仕入をするだろう。するとその商品を卸す業者は値引をする。今後もひいきしてもらいたいからだ。安くてうまいもの、安くて良質なサービスの完成である。
フランチャイズのデメリット
これは自由度が低いことだ。ブランド価値を低下させないために制約が多くなる。
例えば、焼肉屋のフランチャイズ店を経営していたとしよう。お客さんから「焼肉を使ったチャーハンを作ってくれないか?」と要望を受けたとしてもその店舗だけの判断で提供することはできない。
なぜなら、ブランド価値を低下させる可能性があるからだ。「なんで?」と思うかもしれないが、簡単な理由である。
その焼き肉店は全国に数百店ある。ある焼き肉屋で出された商品がある焼き肉屋では提供されない。これは信用を失う行為にあたる可能性があるからだ。
また、仕入先を限定される可能性が高い。なぜならメリットで書いた仕入にスケールメリットが無くなる可能性があるからだ。
これらのデメリットはもしかすると起業の根幹を揺るがすものとなるかもしれない。
もしかすると起業の動機そのものであるかもしれないからだ。何を売るのか?それを自分で決められないなんて起業じゃないと思うかもしれない。
だが、そこに気を使ったフランチャイズも存在する。縛りを緩くして自由度を高めたものだ。
フランチャイズの親会社もそこを嫌ってフランチャイズで起業することを止められては困るからだ。
なので、それが嫌なら自由度の高いフランチャイズを選ぶと良いだろう。
オリジナルで起業できる人
自分がオリジナルで起業できると思う人の要素を挙げたい。
これは自分の親戚がオリジナルで商売をした結果を踏まえてのものである。
① 自分に顧客がいる人
これはサラリーマンの営業ならある話だと思うが、顧客が会社を目的にして付き合っているのではなく、その営業を目的に付き合っている場合である。
この場合、その営業が会社を辞めて独立するとその営業が設立した会社と付き合う可能性が高い。
この顧客から得られる利益が会社を維持していくために十分なものなら独立できると言えるだろう。
② 加工技術が群を抜いている場合
これは競合する会社よりも高い値段で材料を仕入れ、そのギャップをものともせずに超高品質な商品を加工できる場合である。
スケールメリットを活かした競合他社がいる中で収益を得ようとしたならば、とてつもなく優れた加工技術が必要となる。
そうすれば、少々値段が高くともあなたの商品を選んでくれるかもしれない。
③ 誰もやっていない商売をする場合
そもそも誰もやっていない商売ならば、フランチャイズで起業しようとしてもどうすることもできない。
なぜならば誰もやっていないのだから。ということはあなたの言い値で商品を買ってくれるだろう。
ただし、誰もやっていないということはただ単に需要がないだけかもしれない。これは諸刃の剣となるだろう。
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最後に
総括するとほとんどの人がフランチャイズで起業した方が成功(生活していけるだけの稼ぎが得られる)可能性が高いということだ。
実際、自分の親戚はオリジナルよりもフランチャイズの方で稼いでいる。むしろオリジナルは赤字である。
しかし、最後に決めるのは自分自身。オリジナルで起業するにせよ、フランチャイズで起業するにせよ、フランチャイズ契約できる会社がどの程度の商品を提供し、どの程度の資金で運営しているかを知ることは必要である。
実際に資料を手に入れるのは無料なので、手に入れない選択肢は無い。それを見ずに起業することは地図を持たず旅に出ることに等しい。
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