爆裂マシンが多く存在した4号機時代が終わり、5号機時代が始まった当初、「パチスロは終わった」と誰もが感じたことでしょう。
直近では5号機→6号機への移行が記憶に新しいですが、それとは比べものにならない程、絶望したのが5号機初期でした。
万枚はおろか、数千枚クラスの出玉も味わえないのではないか⁉そんな機種ばかり。
パチンコの羽ものの方がまだマシだと思っていました。
そんな中、突如として現れた救世主、それが「鬼浜爆走愚連隊~爆音烈士編」です。
スペック
メーカー | アビリット |
導入年 | 2008年 |
設定 | BIG | REG | OB | 合算 | 機械割 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1/2048 | 1/237.45 | 1/115.99 | 1/75.07 | 96% |
2 | 1/2048 | 1/237.45 | 1/114.37 | 1/74.39 | 98.10% |
3 | 1/2048 | 1/237.45 | 1/109.41 | 1/72.26 | 100% |
4 | 1/2048 | 1/237.45 | 1/109.41 | 1/72.26 | 103.30% |
5 | 1/1771.24 | 1/237.45 | 1/106.39 | 1/70.54 | 106.50% |
6 | 1/1560.38 | 1/286.18 | 1/103.7 | 1/72.58 | 110.90% |
機械割はそれ程高くないですね。
当時、搭載が可能だったOB(終了役を引くまでボーナスが継続:最大29G)が特徴的です。
1/8程のフラグを引くまで払い出しがありました。
鬼浜爆走愚連隊~爆音烈士編の魅力
「鬼浜爆走愚連隊~爆音烈士編」の魅力はなんといっても、どこまで続くかわからないART「かっとびRUSH」です。
初めてその威力を目撃した時、年配の女性が半日以上ARTを消化して万枚を達成していました。
冒頭でも書きましたが、数千枚出すのも難しかった時代ですので、そのインパクトは言葉にできない程でした。
それがきっかけで鬼浜を打ち出したのですが、知れば知るほど鬼浜の虜になりました。
通常時
まずRUSHへの突入契機がゲーム感覚で面白いのが特徴です。
全てのボーナスでRUSHの抽選があるのですが、それぞれ違った楽しみ方ができて、
特に転落式のボーナス「OB」は長く続けばRUSHへの期待が高まる仕組みになっていたので毎ゲームドキドキしながらレバーを叩くことができました。
また、演出も凝っており
主役級のキャラのOB(リュウウジやコウヘイ)はRUSHに突入しやすかったり、初期ゲーム数が優遇されたりするので気合いの入れどころでした。
OBが当選して揃えるまでにリプレイを何回引けたか、その時の状態や設定によって振り分けが異なる仕様でしたので
色々妄想しながら「リプレイ引けーっ」と念じながらレバーを叩いていましたね。
RUSH中
RUSHに突入すると「OB」がゲーム数の上乗せ契機となり、ブッチギリターボと呼ばれる特化ゾーンに変わります。
これがまた面白く、ちょっと今の機種とは違った趣がありました。
転落役を引かず続けば続くほどゲーム数が上乗せされるのは想像できますが、はっきりとした上乗せゲーム数を画面に出さない仕様だったのです。
その代わりに毎ゲームステッカーが表示され、それを基に妄想を膨らませるという、なかなかに癖のあるRUSHだったんですね。
私はそれが好きで、ブッチギリターボを引く為に鬼浜を打っていと言っても過言ではありませんでした。
まとめ
5号機に希望をもたらした「鬼浜爆走愚連隊~爆音烈士編」ですが、気がつけばゴト問題?(鬼浜を標的にしたゴト)によって台数が激減し
いつの間にか撤去されていました。
鬼浜シリーズは4号機から登場して今も続きますが、間違いなく爆音烈士編が最高、最強の台でしたね。
このシステムをもう一度復活させてくれると、この鬼浜を復刻してくれると心待ちにしているのですが、10年以上叶いません。
非常に残念です。
良く似た台で、メーカーは違いますが大都の「ギラギラ爺サマー」がありました。
こちらは鬼浜と違い上乗せゲーム数は告知ありだったのですが、叩きどころは同様の緊張感がありました。
似ているとはいえ、どちらもオンリーワンの面白さがあったので、できることならもう一度ホールで楽しみたいものです。
YouTubeであまり動画は上がっていませんが、知らない方は是非あの頃の鬼浜の面白さを感じてほしいですね。
鬼浜には今の台にない面白さが詰まっています。
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