ディスクアッパーは真正の養分である事実

パチスロ

5.9号機で唯一とも言える成功を収めた機種は?と聞かれたら、誰もが口を揃えてこう言うでしょう。

「ディスクアップ」だと。


巷ではディスクアップを好んで打つ打ち手のことを「ディスクアッパー」と呼ぶようですが、彼らを指して「スロプロ」とは言いません。

いえ、呼んではいけません。

なぜなら彼等は真正の養分だからです。

ディスクアップという機種

それではディスクアップを知らない、または言葉は聞いたことがあるけど打ったことがない方へこの機種の仕様をご紹介します。

ディスクアップはサミーから出たA+ARTの機種で、5.9号機の台です。

ですが、他のA+ART機と一線を画する特徴があります。

それは完全攻略で設定1の機械割が103%になることです。

完全攻略の条件も明確にされています。

●チェリー、スイカの取りこぼしなし

●ボーナス成立後、次ゲームより1枚掛けで最速手順を行う

●1枚役を取らない

●ボーナス中は最大枚数獲得手順を行う

●同色BIG中はレディという掛け声がしたら、中リール枠下に青七をビタ押しする

というものです。

どうでしょうか?

甘いと、甘過ぎると感じませんか?

他にも設定1で機械割が100%を超える台はあります。(もちろん目押しの技術は必須)

ですが、条件が不明確だったり、明らかに不可能な事が条件だったりと、結局は100%を下回る台ばかりです。

その点でディスクアップはかなり異質な台なのです。

ディスクアッパーはなぜ養分なのか?

では此程までに甘いディスクアップを打っている人がなぜ養分なのか?

ここで言う養分の定義とは、パチンコやパチスロの収支だけで生活をしている訳ではないのにホールに入り浸っている人の事を言います。

そうするとどうでしょう?

焦点はディスクアップの実機械割で算出した期待収支が生活費に足るものかどうか、または立ち回ることによってディスクアップの期待値を超えられるかどうかです。

ディスクアップの期待収支

異論はあると思いますが、ディスクアップの設定は1に固定します。

等価ホールでは間違いなく設定1しかないと思われますし、非等価ホールでもよっぽどのことがない限り高設定は使われないと思うからです。

何故なら、ホールが設定を入れる動機は稼働率を向上させるためだからです。

需要と供給を考えると明らかでしょう。

ディスクアップがオール設定1だとしても需要>供給となるのは明白なのにそこにわざわざ予算を割きますか?という話です。

元より設定1上等で打ってる訳ですからね。

そうすると、ディスクアップの期待収支が浮かび上がってきます。

スロマガさんの出している同色BIG中ビタ押し成功率を考慮した期待値シミュレートによると、

●ビタ押し成功率100%→機械割103.11%

●ビタ押し成功率80%→機械割101.93%

●ビタ押し成功率50%→機械割100.03%

とのことです。

実際は小役の取りこぼしは無いにしても、ボーナス察知を100%の精度にすることはどれだけ上手い人でも不可能ですので、多少は割が下がるでしょう。

ボーナス合算から見るに、普通に打って100枚も無いと思います。

ですので、多少保険をかけてシミュレートされた機械割から100枚引いたものを想定収支とします。

1日の総稼働ゲーム数は8,000回としましょう。3枚掛けで消化しますので24,000枚を1日で投資します。

その返りをビタ押し成功率と、その他の損失枚数を考慮して算出します。

●ビタ押し成功率100%の場合→24,000×0.0311=746-100=646枚

●ビタ押し成功率80%の場合→24,000×0.0193=463-100=363枚

いかがですか?上手い部類の人間でも期待値は363~646枚の間に収まることが予想されます。

等価なら7,260~12,920円、5.6枚交換の持ち玉だと0.9掛けくらいなので6,534~11,628円と計算できます。

非等価での現金投資は前提条件によって変動しますので割愛しますが、さらに低くくなることは間違いありません。

何日稼働するかは人によるでしょうが、人生を捨ててパチスロで生きていくにはかなり物足りない金額になります。

しかし、生活ができないか?と言われればそんなことはなさそうです。せめてビタ押し成功率90%は欲しいところですが。

そうじゃないと、1年中365日稼働してもその辺のフリーターより稼げませんね。(笑)

80%でも論外、それ以下なら時間を捨てているだけです。

ディスクアップ以上に期待値は積めるか?

ん~これは住んでる地域に大きく左右されるのでしょうが、日当15,000円稼ぐことができれば100%ディスクアップを凌駕するものだと判断できます。

日当15,000円なら月間25日稼働で375,000円、年間で4,500,000円の期待値となります。

今も昔もやることは変わりませんが、これらの期待値を確保する手段としては

●パチスロの設定狙い

●パチスロのハイエナ

●パチンコの回る台を打つこと

そういやパチンコも設定付きがありますので、少し状況は変化しましたね。狙えるならこれも手段になりますね。

兎にも角にもこれらを駆使して期待値を取りに行くのですが、2019年現在、パチスロもパチンコもまだ旧基準機が残っています。

パチスロでは凱旋やハーデス、絆があります。パチンコでは無双があります。

パチスロの設定狙いならジャグラーがあります。

旧基準機が残っている今、どんな地域でも行動範囲を広げ、優良ホールやハイエナ環境の良いホールを見つけ出すことは可能かと思います。

という訳で養分

ディスクアップの設定1以上に期待値が積めるのか?という部分はかなりぼんやりしたものとなりましたが、その位の行動ができなければ「プロ」とは呼べないでしょう。

ディスクアップの設定1よりも高期待値台を拾える可能性があるのに、その行動を制限して朝一からディスクアップに駆け込むのはナンセンスです。

あくまで「プロ」ならばの話ですよ。

「プロ」の判断基準は期待値の高低だけで、面白いか面白くないかなど関係がありません。

それはただ単にお金を得る手段なのですから。

また、意外と攻略できてると思い込んでいる人で、攻略できていない人が多くいます。

目押しが必要なパチスロにありがちなことですが、目に見えるビタ押し以外の欠損が目に付きます。

小役の取りこぼしであったり、ボーナス察知のもたつきであったり。

全ての人と言うと言い過ぎですが、過半数は微妙な精度であると思います。

どちらにせよ、どちらにせよ現状では「ディスクアッパー」は養分としか言いようがありません。

いや、半端に期待値を追いかけている時点で真正の養分でしょう。

まとめ

今回こんなことを書いたのは別にディスクアッパーをバカにするためではありません。

ディスクアップを否定するつもりもありません。

此程までに面白く、遊戯者側に有利な機種は正に宝であるとさえ思っています。

その前に私自身も真正の養分なのですから。

私はパチスロは楽しめなきゃ打つ価値がないと考えています。

それゆえにこんなことを書いたのです。

主張したかったのです。

誰に向けて?

ディスクアップを面白いと思っている訳でもなく、ただ期待値が積めると思っている輩にです。

金のためだけに打つなら、その選択は間違っているからです。

雑魚過ぎます。

人が人の行動を制限することはもちろん誤りですが、ディスクアップを穢してほしくない。

朝一から

「期待値あるから、喰えるから、仕方ないからディスクアップを打とうぜ!」

周りの人に

「ディスクアップは喰えるよ!」

というような、戯れ言をふれ回っている人間に憤慨しているのです。

だってディスクアップ空かないんだもん。

ディスクアップを愛して止まない人に譲りなさいよ!

ディスクアップを愛でなさいよ!

仕方なく打つんじゃないよ!

今日もディスクアップは打てない。

「ゲゲゲ」

完。

コメント

  1. 北斗無双好きやねん より:

    個人的にビタ精度80%程度の打ち手って殆ど見たこと無いですけどね。
    うちのマイホはビタ精度95%以外の人はまずいないですねぇ。
    まずディスクのビタは簡単なな上に回数も少ない為よっぽど下手でなければ9割は越えると思いますけど。
    私も大体99%程度で個人的にはうまいレベルではありませんけどしっかりプラス収支ではありますね。

    うまい人はビタ精度99.8%位精度あるからまだまだ技術不足ではありますね。

    サラリーマンの小遣い稼ぎには最高ですね。

    • おっさん より:

      かなりレベルの高い地域で稼働されてるんですね。99%は驚きです。1日で2、3回のミスということでしょうか?
      それなら十分に小遣い稼ぎになりますね。

      • 北斗無双好きやねん より:

        若いユーザーは殆ど打って無いのが要因かと思いますね。
        目押し禁止時代に店員にバレない用にビタ押ししてた時代の猛者連中しか打てないですね。

  2. やかん より:

    てか、養分ってのは店やプロから見て収入になるから養分なんですよ。
    収支プラスの人間を養分と言うのはさすがに暴論。
    誰がその養分で美味しい思いするんですか?繰り返しますが、養分ってのは、吸う人間がいるから養分ですよ。

    • おっさん より:

      コメントありがとうございます!
      少し極端過ぎましたかね。失礼いたしました。